院長の紹介

腎臓を失ってしまい生命維持のため必要とはいえ、一回４時間週三回の通院透析はさぞかし大変なことと日ごろ実感しております。わたくしは皆様方の可能な限りのQOL維持のため、日々努力してまいります。特に透析患者さんの生命を脅かす脳血管障害、心臓の機能障害などの合併症の防止、感染症の予防等には日ごろ注意を払っております。最近かなり減ってきましたが、新型コロナウィルス感染症は透析患者さんにとってはまだまだ脅威です。幸いにも予防策を徹底してきたためとおもいますが、当院では散発的な感染はみたもののクラスターは出さずに済んでおります。しかしながら油断大敵です。こんどはインフルエンザが猛威を振るっています。今後も患者さんの健康維持のため万全をつくしていきたいと思います。

一方、腎臓障害のない方や軽度の腎臓障害の方にとって、糖尿病や高血圧の治療は慢性腎機能障害を進行させないため極めて重要です。血糖コントロールや血圧のコントロール、尿酸の治療、動脈硬化の予防等小生の知識が少しでもお役に立てばと存じます。